母乳育児について

母乳育児について

なぜ母乳育児なのか? / どうすればできるのか?

何となく「ミルクより母乳のほうがいいだろうなあ」とか、何となく「出産れば母乳が出て育児もできるだろう」と思っておられる方が多く、準備や支援が必要なことはご存じないままに出産を迎えてしまっておられます。退院して自宅での育児に入ってから、赤ちゃんがとにかくよく泣くことに気づきます。
  おっぱいやっても、おむつを替えても、あやしても泣くと「おっぱいが足りないかもしれない」という根拠のない不安に陥ってミルクを足してしまいがちです。それでも、やっぱりよく泣くんです。おばあちゃんに聞いても「泣くのが赤ちゃんの仕事だよ」ではお母さんは解決になりません。
  世の中では、子どもの数が減り、家族の姿が変化し、お産を間近に見ることはもちろん、妊娠中の女性とかかわったり、日常の中で母乳育児に触れたりする機会がほとんどなくなってしまいました。妊婦さんのお母様ですらそうやって苦労して育てて来られたのかもしれません。つまり多くの女性が、世代間伝承や実体験のないいまま、ご自身の妊娠、出産、育児を始めてしまっています。
  一方生活スタイルは、高効率、便利で楽な方向ばかりが注目され、その結果“生き物としての生業”といった感覚が薄れ、「困難は悪」と決めつけ、それをを乗り越える力がなくなってきています。
  妊娠前からが理想なのですが、少なくとも妊娠中からの生活を見直し、心と体の準備をし、加えて社会的な準備をしておくことが安産に繋がり、さらにその後の母子関係、家族関係に繋がっていきます。それを実現する為の実際が、ソフロロジー出産、早期母子接触(バースカンガルーケア)と母子同室、そして母乳育児です。
  さて、冒頭の二つの答えは、人間という生き物としての育児そのもであるということと、赤ちゃんがほしがるときに飲ませることです。
  というわけで当院は、ご自身で産む力を付けて頂き、お子さんの生きる力や育つ力に気付き、見守り、自信と達成感を持って育てることができるよう、スタッフ一同、全力でお手伝いいたします。